学校法人順天堂様|生成AIを活用し転院支援退院支援のデジタル化を実現
学校法人順天堂様が構築した「Patient Flow Management(PFM)AIマッチングシステム」にてオプション機能として提供される経費精算機能に「駅すぱあと API」が採用されました。
「Patient Flow Management(PFM)AIマッチングシステム」は、電子カルテデータおよび生成AIの活用により、より効率的に患者さん一人ひとりに最適な転院先医療機関を検索・提示するシステムです。
本件の企画・開発に携わられたご担当者様のコメントと合わせてご紹介いたします。
順天堂大学医学部附属順天堂医院では、自宅療養や地域医療機関への転院調整といった退院支援までを、支援チームを設けて取り組んでいます。しかし、退院先候補を探す既存の退院支援先検索システムは電子カルテと連携がなく、また受け入れ候補先によってはデジタル化が進んでいない医療機関があるなど、調整を行う上で医療従事者に大きな負担がかかっていました。
そこで新たに、退院後の最適な医療機関への転院を支援する「Patient Flow Management(PFM)AIマッチングシステム」の構築および運用に向けた取り組みを開始しました。
本システムを構築する上で必須条件となったのが、電車の経路を検索すること、それがリアルタイムに患者さんなどの自宅から施設までのルートを検索できることでした。
主要な経路検索のAPIサービスと比較した結果、必須条件を満たすこと、さらにはコストが安いことが決め手となり、「駅すぱあと API」の採用を決定しました。
「駅すぱあと API」は、APIの利用方法に関するドキュメントがWeb上で公開されており、テスト用APIキーもすぐに発行してもらえたため、スムーズに開発を進めることができました。
90日間無料でAPIを試すことができた点もありがたかったです。
退院後の最適な医療機関への転院を支援する「Patient Flow Management(PFM)AIマッチングシステム」へ「駅すぱあと API」を導入したことで、看護師やソーシャルワーカーが患者さんと転院先を相談する際、ご自宅からの行き方を様々な選択肢から提案できるようになりました。
今後さらに全国規模での地域医療連携の推進に向け、「Patient Flow Management(PFM)AIマッチングシステム」に登録する医療機関・リハビリテーション施設を増やしていくことを目指します。