案内AIシステム(株式会社JR東日本商事様)| 設置駅を起点とした乗換案内サービスを実現
2021年に京葉線「海浜幕張駅」にて本導入した「案内AIシステム」が、2023年3月に開業した京葉線「幕張豊砂駅」を含む2駅に新たに設置されることになりました。
「案内AIシステム」は「駅すぱあと API(旧称:駅すぱあとWebサービス)」と連携して設置駅を起点とした乗り換え案内などのサービス提供を行っております。
本件の企画・開発に携わられたご担当者様のコメントと合わせてご紹介いたしますので、ぜひご参考ください。
ご活用のお客様
ご利用のAPI機能
多言語表示
日本語の他、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語にて経路探索結果を表示することが可能です。オプションとなりますので、詳しくは弊社までお問い合わせ(info@val.co.jp)ください。 ※今回ご紹介の事例では、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語での表示を採用いただいております。
実現したかったこと
海浜幕張駅~新習志野駅間は、ニュータウン地区であると同時に大規模集客施設も連なっているエリアです。そのため、お住まいの方や通勤・通学でご利用の方だけでなく、初めてこのエリアを訪れる方も多く駅にいらっしゃいます。
初めて訪れる方は、トイレやコインロッカーなどの駅構内に関することや駅周辺施設への移動に迷われるケースが多く、駅係員への問い合わせも多くなります。そのため駅係員だけではなく「案内AIシステム」でもお客さまのニーズにあったご案内をすることが必要だと感じました。設置後は、多くのお客さまにご利用いただき、ご好評いただいています。
今後の展望
JR東日本グループでは、駅においてお客さまからのさまざまなご質問にお答えできるスマートな案内AIシステムの導入を目的に実証実験を行い、千葉県内JR京葉線では、2021年3月より海浜幕張駅に、2023年4月より幕張豊砂駅と新習志野駅へ導入駅を拡大しました。
これまで海浜幕張駅では「案内AIシステム」をお客さまへ認知いただくための施策を実施し、さらには駅イベントや近隣高校との連携など、駅案内だけではない活用方法も検討し実施したことで、様々な活用方法が見えてきました。
今後「案内AIシステム」を活用し、駅近郊エリアでの回遊性と周辺施設との連携を高め、駅及び駅周辺の活性化に寄与できればと考えています。