新幹線や飛行機も網羅するAPIで「出張旅費」をシステム化｜ ワークフロー・経費精算システム編
「駅すぱあと API（旧称：駅すぱあとWebサービス）」は、「駅すぱあと」が持つ経路探索機能や公共交通機関データを、お客様のシステムやアプリへ自由に組み込むことができる法人向けAPIサービスです。
近年のペーパーレスや企業DX化推進などの時流により、「出張旅費」といった移動にまつわる経費の申請・処理をシステム化する企業が増えてきました。
大規模な基幹システムや出張旅費専用のシステムを導入することも有効な選択肢の一つですが、公共交通に特化したAPIを活用することで、既存のワークフローやシステムと連携し、より柔軟に出張旅費管理の仕組みを構築することが可能です。
今回は、API活用による出張旅費の効率化について紹介します。
なぜ出張旅費をシステム化するのか？ - 導入メリット
そもそも、従来の出張旅費の管理は申請者による煩雑な記入作業に加え、承認者もまた経路や運賃の妥当性を手作業でチェックする必要があり、双方にとって大きな負担となっていました。
これらをシステム化すると、以下のようなメリットがあります。
【効率化】申請・承認業務の大幅な効率化:
- 申請者は出発地と目的地を入力するだけで、候補経路と運賃が自動表示され、選択するだけで申請が完了できるため、手入力の手間が軽減できます。
- 承認者は、システムが算出した正確な運賃を確認するだけで済み、目視でのチェック作業や差し戻しの手間が大幅に削減されます。
【ガバナンス強化】社内規定遵守の徹底:
- 「最安経路を推奨」「特定の経路を除外」など、社内の出張旅費規定に合わせた検索条件を設定できます。
- 規定に準拠した経路・運賃での申請をシステムで徹底し、ガバナンスを強化します。
前述の通り、基幹システムや出張旅費専用のシステムを導入することも”システム化”という選択肢ですが、公共交通機関に特化したAPIを使うことでプラスされるメリットもご紹介します。
【柔軟性】既存システムとの連携:
- API形式で提供されるため、現在ご利用中のワークフローシステムや経費精算システム、自社開発システムなど、様々なシステムと柔軟に連携させることが可能です。
【精度向上】正確な運賃計算と定期区間控除の自動化:
- 常に最新の運賃データに基づいて計算されるため、手入力によるミスや意図的な不正を防ぎます。
- 早割や各種割引、新幹線の複雑な料金体系にも対応。
- 従業員ごとに登録された定期区間情報を考慮し、控除後の適切な支給額を自動で算出します。
【網羅性】新幹線・飛行機にも対応:
- 新幹線や飛行機を含む経路検索や、新幹線の席種別（指定席・自由席など）に対応しています。
どんな公共交通機関APIを選ぶべきか？
公共交通機関のデータを利用できるAPIは複数存在します。選択するAPIは、出張旅費に欠かせない日本国内を運行する新幹線や飛行機に対応しており、ダイヤデータや運賃などを算出することができるものが良いでしょう。
また、新幹線においては自由席／指定席／グリーン車の料金もそれぞれ取得でき、どの座席を利用しても正しい金額での申請が可能なほか、スマートEXや新幹線eチケット（トクだ値）といった各鉄道事業者の割引金額にも対応しているものが望ましいです。
「駅すぱあと API」は、上記の条件に対応しています。
「駅すぱあと API」は申し込みから導入・本運用までがスムーズ
開発を行う際の懸念として挙げられるのが、”スピード感”と”コスト”です。
APIの利用において、申し込み時から莫大な初期費用がかかってしまう、API側の仕様が難解で開発が思ったように進まない、といったことは珍しくありません。
「駅すぱあと API」は導入における手間をなるべく省いたサービスです。
さらに、「駅すぱあと API スタンダードプラン」では評価版を提供しており、90日間無料で「駅すぱあと API」の様々なデータや機能をお試しいただけます。
この他にもニーズに合わせた機能開発が可能です。導入事例と合わせてご案内させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
「実際に使用してみたい」「どのような探索結果が出てくるか知りたい」という方には、90日間無料の評価版のご利用がお勧めです。以下の窓口より、お申し込みください。
今後も定期的に「駅すぱあと API」の活用事例をご紹介してまいります。ユーザビリティ向上や開発運用コストの削減等に、ぜひお役立てください。